こいやを愛してくださる皆さまへ
2000年夏。
学生の夢物語を信じてくださった方々のおかげで、こいや祭りは小さな産声をあげました。
それから20年以上が経ち、こいや祭りはたくさんの人に支えられ、愛され、大切に育ててきていただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
こいや祭りは「みんなで創る」ことに非常に重きを置いてきました。
みんなの小さな力が合わさって成り立つ、元気玉のようなお祭りであることを目指してきました。
踊りの魅力を伝え、踊る人を増やし、こいや祭りが好きだと言ってくれる人を増やすこと。毎年開催されることを皆さんに心待ちにしてもらえることを第一にしてきました。
その理念は、資金面においても同じです。
こいや祭りは企業からの大口協賛や行政からの資金支援を受けていません。
創立当初からの目指す形として、『1000万円の資金を集めるのに、100万円のスポンサー10社で成り立つ祭りより、1000円のサポーターが1万人いる祭りでありたい。』と言い続けてきました。
一つの大きな収入窓口に依存することなく、こいや祭りが好きだと言ってくれる人がいれば開催できる祭りでありたい。小さな愛と力がたくさん集まって成り立つお祭りでありたいと願ってきました。
そこに学生が主催している理由があります。
代々の学生たちが、利害を持たない純粋な気持ちで「創り上げる」ことに毎年挑戦するからこそ、「みんなで創る、みんなの祭り」を実現することができます。
いつも何かと不安定で申し訳ありません。
でも、政治や経済や大人の都合に振り回されることなく、純粋に応援してくれる人がいる限り、変わらずそこにある祭りであるために、彼らの熱意に夢を馳せたいのです。
皆さまも、こいや祭りの応援団として少しずつ、お力添えくださればとても嬉しいです。
一緒にこいや祭りの創り手となってください!
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第一回こいや祭り実行委員会
元実行委員長 野澤梨恵